2008年01月25日
~フェラーリのごとく真紅に~
KJはものすごいスピードでカレーを口に運ぶ。みるみるうちにカレーが無くなっていき、それと伴いKJの額からは、汗がしたたり落ちる。
カレーが残り半分になると、顔中が・・・というか首まで汗びっしょりだ。トシがKJの汗を、フキンペーパーでぬぐい始めた。一枚二枚と次々に消費されていく。
KJが食い、トシがぬぐう。 さすがおれたちの最強ペア。息はぴったりである。
食べてるあいだ、おれたちは一言もしゃべらなかった。しゃべる余裕はまったくない。息を吸う振動でさえ、刺激になり、口と喉がしびれる。速さだ、速さが肝心なんだ みなこの言葉を一心に食べ続けた。
5分後ついに完食したKJは言う
“楽勝でした。もうこの店でおれを満足させるカレーはありませんね”
KJの顔は真っ赤である。 風呂あがりの少年のように 猿のお尻のように 夕焼けのように あの日のKJは誰よりも赤かった。
カレーが残り半分になると、顔中が・・・というか首まで汗びっしょりだ。トシがKJの汗を、フキンペーパーでぬぐい始めた。一枚二枚と次々に消費されていく。
KJが食い、トシがぬぐう。 さすがおれたちの最強ペア。息はぴったりである。
食べてるあいだ、おれたちは一言もしゃべらなかった。しゃべる余裕はまったくない。息を吸う振動でさえ、刺激になり、口と喉がしびれる。速さだ、速さが肝心なんだ みなこの言葉を一心に食べ続けた。
5分後ついに完食したKJは言う
“楽勝でした。もうこの店でおれを満足させるカレーはありませんね”
KJの顔は真っ赤である。 風呂あがりの少年のように 猿のお尻のように 夕焼けのように あの日のKJは誰よりも赤かった。